留守番が苦手な犬の多くは、出かける「瞬間」より、出かける「気配」で不安になります。
鍵の音、コートを着る動き、玄関に向かう足音。犬はその全部を読んでいます。
気配を薄める
出かける準備を、出かける直前にまとめてしない。鍵やバッグは前の晚に玄関へ。コートは早めに着て、しばらく部屋で過ごす。犬にとって「出発の合図」がぼやけると、不安の立ち上がりも小さくなります。
朝の流れを固定する
| 時間 | すること |
|---|---|
| 起床後 | 散歩。体を動かして、排泄を済ませる。 |
| 散歩後 | ごはん。食べ終わったら、犬は自然に休息モードに入る。 |
| 出発の15分前 | 犬のベッドの近くの空中に、いつもの香りをひと吹き。窓を少し開けておく。 |
| 出発 | 声をかけずに、静かに出る。 |
ポイントは、香りを「出発の直前」ではなく「休息の始まり」に置くことです。ごはんの後の眠くなる時間と香りが結びつくと、香りは休息の合図になります。
帰ってきたら
玄関で大きく迎えず、まず荷物を置いて、落ち着いてから声をかける。そしてリビングにまた同じ香りをひと吹き。「出かける前」と「帰ってきた後」が同じ香りでつながると、留守番の時間は「いつもの空気の続き」になります。
ニッチストーンを置く場所
犬が自分で選んで休む場所(ベッド、ソファの隅、クレート)から1〜2メートル離れた棚や床に。犬が香りから離れられる距離を残すのが大切です。
やらないこと
犬の体や顔、寝具に直接スプレーしない。閉め切った部屋で何度も吹かない。犬が避ける、くしゃみが続くときは中止して換気を。
犬の体や顔、寝具に直接スプレーしない。閉め切った部屋で何度も吹かない。犬が避ける、くしゃみが続くときは中止して換気を。
留守番の練習は、犬だけでなく人の練習でもあります。出かける自分の動きを少し変えるだけで、犬の朝は変わります。