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カート

カートは空です

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出かけようとすると鳴く。帰ってくると、部屋が荒れている。
それは「わがまま」ではなく、犬にとってはひとりの時間が不安だという、ごく自然な反応です。

犬は鼻で世界を読んでいる

犬の嗅覚は、人の数千倍から数万倍と言われます。人にとって香りは気分ですが、犬にとって香りは情報です。誰がいたか、いつのことか、ここは安全か。犬は部屋の空気から、それを読み取っています。

だから留守番のとき、犬が感じているのは「静かな部屋」ではなく、「いつもと違う空気」です。

「合図」をつくる

犬は、くり返しに強い動物です。散歩の前にリードを手に取ると喜ぶのは、リードと散歩が結びついているから。同じことが、香りでも起こります。

出かける前、犬のベッドの近くに同じ香りをひと吹きする。帰ってきたら、また同じ香り。これを毎日くり返すと、香りそのものが「大丈夫な時間の合図」になっていきます。私たちがこれをセントリチュアルと呼ぶ理由です。

どんな香りを選ぶか

犬の鼻は敏感なので、人向けの香水やアロマをそのまま使うのは避けてください。柑橘系の精油やティーツリー、ペパーミントなど、犬に合わない成分もあります。

バランスドパウズのニッチスプレーは、仁済大学との共同研究で犬の脳波(EEG)を測り、犬の神経系にどう働くかを確かめたうえで処方しています。サンダルウッドの α-サンタロール、ネロリの S-リナロール。犬と人、両方に根拠のある成分だけを使っています。

研究について
仁済大学との共同研究では、分離不安に関連する指標が40.2%低下しました。香りは治療薬ではなく、効果には個体差があります。分離不安の症状が強い場合は、獣医師や行動の専門家にご相談ください。

今日からできる3つのこと

  • 出かける前の10分を静かに。大げさな「行ってきます」より、いつも通りの空気を。
  • 同じ場所に、同じ香りを。犬のベッドから少し離れた空中にひと吹き。犬の体には直接かけません。
  • 短い外出から。5分、15分、30分と、少しずつ「帰ってくる」経験を重ねます。

香りは、犬が世界を読むための言葉です。その言葉で「大丈夫」を伝える。それが私たちの考える、犬との暮らし方です。

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